熱海をSHIFTする
みなさまこんにちは！松野時計店の野の方です。また更新をさぼっちゃって、久しぶりですね。すっかり寒くなりました。委託販売始めるＹＯ！なんて言ったら委託品のメンテナンスと、何故か通常の修理も増えて、さらに新規の下請修理依頼なんてのもあったり、ここのところヴェリーヴェリービジー。新規の下請依頼のお相手先がなかなか面白くて、ＨＰを見せてもらったらとてもＣＯＯＬ。うちのオフィシャルはもとより、ネットショップや、うだうだうなってるだけのブログなんて恥ずかしくて見せられませんよ。へっぽこいブログだから逆に興味を持ってもらえたのかな、逆に。なんの逆にかわかんないんですけど。お取引先は時計専門ではなく、若干異業種なんですけど、異業種だからこその攻め手があって面白そうです。微力ながらお手伝いできたらなぁと。うちもがんばろう、というかすでにキャパ越え感もなくはない。 さて、と久々の更新で色々あるかと思うでしょうが、さして無いです。まずは恒例のお客様からネット掲載依頼を頂いた時計から。恒例ではないか。ロンジン Ｃａｌ．17 89 ロンジンの懐中時計です。時代は古く、恐らくは50年代かなぁ、もしかすると40年代とかあるかも知れません。詳しい方なら分かる。というか固有から辿れば確定できる、かも知れません。まあその辺はいいじゃないですか、時計屋のブログですけど。ビンテージ系の時計で一番に注意しなくてはいけないのは耐ショック機構の有無ではないかと思います。耐衝撃が無いとちょっと落としただけで天芯という心臓部が折れます。60年代頃になればある程度耐ショックがついてますが（インカブロックとか）、それ以前だとついて無いものもあります。このロンジンには耐ショックはついていません。時計は精密機器で、結構簡単に壊れるよっていうのが昔は常識だったけど、最近は壊れないですからね。耐ショックがついていないモデルは取扱に注意が必要です。ホーローダイアル ホーローの文字盤です。ホーローよりエナメルといった方が分かりやすいかも知れないですね。最近セイコーが復刻させたような気がしますが、アンティークな時計ではたまーにあります。陶器みたいなものですからヒビが入ったり、最悪割れやすく、状態が良いダイアルは珍しいぐらいですが、色味や質感、雰囲気は抜群に良いです。恐らくは綺麗で良いけど、もろいので使いたくないってのがあって、そこを技術のセイコーが復刻したってのが凄い！って話かと思いますが、あんまり伝わってない感じもします。温かみと昭和感が良いですよ。どうでもいいけどヒビの事を「いみり」って言いますよね？言わない？いみりんあるら？（訳・ヒビがあるでしょう、オホホ）って使いますよね。分解しました 美しい・・・。ジャーマンシルバー？洋白？なんだろうこの色合いは。当時の高級舶来であったロンジンは良いです。もちろん自社製。ロレックスより高級だった、らしいですよ、今ではとても信じられませんけども。ロンジン自社ムーブは今でも非常に評価されています。もちろんこの個体よりもランクが上というムーブメントもありますが、この個体の状態は非常に綺麗です。完成しました 緩急針が片側に寄っていましたので、それも調整してあります。青焼のブレゲヒゲが美しいです。懐中は当然ですが径が大きいので、ゆったりとした構造で組みやすいですが、調整は色々と時間がかかります。実用でも使えるぐらいまでの精度になりましたので、ブログ掲載いたしました。状態が良い個体で良かったです。衝撃には十分ご注意頂ければと。 こちらのロンジン・懐中時計はオーバーホールで15000円＋税で完成です。ご遠方からご利用頂きありがとうございました。次はツノ セイコーでもあったツノクロノのシチズン版です。70年代のスポーツ系モデルってことになりますかね。通常は右にあるリューズとプッシュボタンが12時側にある事で、ツノがあるように見えることからツノクロノと呼ばれます。分解開始です 国産のビンテージはとにかく部品がありません。さらに使い倒されてどうしようもないものもあります。というか元々無理な構造ってのもなくはない、分かんないけど。セイコーでも難しいモデルがあるのにシチズンですからね、どうなるか。分解しました 構造としては自動巻のクロノグラフ、デイデイト表示と結構詰め込んだ感じです。先ほども申し上げましたが、国産のビンテージは修理が大変です。同じツノでもセイコーのムーブメントはまだマシってぐらいで、後は本当に難しいものが多いです。それでも頑張りますけど。修理の可否は状態がすべてです。部品がほぼ無いから当たり前なんですが、状態が良ければそれなりに、悪ければそれなりに。サビたりしたらほぼ修理不能に陥ります。今回の個体はまずまず良い状態でした。よし頑張ろう。組立中です さっきのロンジンで言ってた耐ショック機構ですが、シチズンはパラショックといものがついています。ちょっと特殊な形状というか、シチズンの特許だと思いますから他のメーカーでは使われていません。セイコーならダイアショック、舶来ならインカブロック、キフショックとかですかね。某オークションで出回ってる軍用と称する謎の個体はシチズンムーブがたまにあります。シチズンというか、ミヨタという下請（？）製ですけど。テンプの耐ショック形式を見るとすぐ分かりますよ。機械にはロレックスとか、ブレゲとか彫ってあるけど、実際はミヨタ。しかも汚いです。なんだか毎回フェイク品の話をしてるな。気を付けましょう、ミヨタ製のフェイクじゃ修理もおぼつきません。完成です 洗浄して組めば綺麗な個体だというのが分かります。クロノなんだけど、カレンダーの早送りはリューズを一段引いて回せば日付の早送り、一段引いた状態でクロノリセットボタンを押せば曜日が送れます。舶来系じゃまずやらない機構を詰め込んで、さらに利便性を上げるというまさに日本らしいムーブメントです。細かい話ですけど、その細かい部分にこだわるのが当時のジャパンクオリティかなと思ったりします。まあおかげで修理は大変になるんですけど。見た目も可愛いし、いかにもビンテージスポーツなモデルです。そういえば復刻してたかな、ツノ。今でも通用するデザインだと思いますよ。最近の時計はまったく分かりませんけど。 こちらのシチズン・ツノクロノはオーバーホールで20000円＋税で完成予定です。ランニングテストをして状態を見ていきます。ありがとうございます。最近はまともに動く個体も減りました。 ずーーっと修理が詰まってて、来月の家族旅行も行けるか怪しい感じです。どこっ
て言ってたかな、横浜か、熱海か、蒲郡。・・・別に行かなくてもいいか。まもなく40のおっさんが家族旅行って。あ、私は未婚です。・・・ね、お察しでしょう。今日歯医者さんへ行ったらもうクリスマスソングが流れてました。嫌な季節がまたやってくるなぁ、皆の衆。今年もガッツで乗り切るぞ！ラースクリスマス♪アゲナマイハー♪ではまたシーユーネクストタイム、ワム！でした。アディオース！
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合わせる生き方とサヨナラして自分を生きる。 福岡市内でビリーフチェンジを主とした心理セラピー、リーディング（占い）メニューを提供しています。心理セラピストの苑田 稔（そのだ みのる）です。 熱海ビリーフチェンジ・セラピストスーパービジョントレーニングに参加してきました①の続きです。 前回改めて”在り方”の大切さを実感したことをお伝えしました。 何故なのか。 それは心理セラピーは心の深い部分を扱います。 とても繊細な部分なので丁寧に取り扱っていく必要があります。 特にビリーフチェンジは ●結果が出る●戻らない●変化が続く という特徴があります。 パワフルなツールなんです。 だからこそ余計に扱う者の”在り方”が問われる訳です。（セラピストが定期的にセッションを受ける理由のひとつです） 今回『声明に奉仕する』というテーマであるが故だったのか普段以上に”在り方”をまざまざと見させてもらえた感じがしました。 セッションを行う側のみなさんには 根本に確かに 自分の持つ全てのものを注ぎ込み眼の前のクライエントに対しチカラになりたいという想いが溢れていました。 それはクライエントに伝わっていました。 だからクライエント自身がその本来の力を取り戻して変化の糧としていくのが見えたんです。 ”在り方”って鞘のようなものかもしれません。 抜き身の刀は只の凶器と成り得ますが収める鞘があれば必要なときにその鋭さを存分に振るえます。 それが何らかの形でぶれてしまったとき知らぬ間に傷つけることになる。 誰しもが鞘を見失う可能性を秘めている。 だからこそ 何度も 問いかけることが必要なのでしょう。 今自分はどうなのか、と。 ここに書くと同時に僕自身に投げかけてます。 講師陣の先生方のフィードバックも本当に温かかったしビリーフチェンジ創始者：棚田先生 宮岡先生 拓洋先生 日程や行程等で悩みましたが行って良かったなって思います。 本日もお読みいただき、ありがとうございました。 ■心理セラピーメニュー
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