パンくずリスト
  • ホーム
  • 決戦
  • 身も蓋もなく言うと決戦とはつまり

身も蓋もなく言うと決戦とはつまり

決戦

決戦は、いくつかほしいよね

8月14日(月)日ハム21回戦(京セラD)、1-7で負け。対戦成績15勝6敗。あまりの予想通りの展開に拍子抜けした。捨て試合と突き放せるのは部外者の特権であって、現場は真剣なはずである。にもかかわらず、先頭打者を四球で出して苦笑いする2番手の表情に、心の底から失望した。

松本はボールがすべて真ん中付近の高さ。初回、先頭の西川を出したところで失点すると確信した。大谷はミスショットしたが、4番中田の初球スライダーはHR球。「なめとんのか」である。

ピッチングがあまりにも雑過ぎる。いとも簡単にボール球を投げるし、そのボールに意図が感じられない。長いイニングを投げようとしているのか、チンタラのように気のない投球に見えて仕方ない。良い球と悪い球がハッキリしていた、とは本人の弁だが、そういうことではないだろう。

この球を投げてこう打ち取る、というプランがまるで見えてこないのだ。ただ漫然とストライクゾーン「付近」に投げて打ち損じを待つ。ただそれだけである。こういうピッチングは、若いから経験不足ということではなく、投手としての哲学がないからではないのか。速球でグイグイ押すとか、スライダーで打ち取るために、ストレートは見せ球にするとか。

昔、浪商から中日に入った牛島は、1年目からスライダーで打ち取るためにストレートを高低に投げ分けて打者の目線を惑わすなど頭脳的なピッチングをしていた。松本は肩の回復もまだまだなのだろうが、野球脳が根本的に足りない。

しかし、足がつって降板し終盤ベンチで歯を見せているような投手にわずか3安打。音なしの構え打線は今日も健在。投手交代して追い上げる気があるなら、攻撃もそれなりに手を打つのが現場監督ではないのか。

5回は先頭の高谷に代打だろう。6回は2死満塁で塚田のところで代打福田だろう。福田はいま代打の切り札なんだから。8回は柳田に代走を出したら駄目だろう。ファイティングポーズを取らず、指揮官自ら試合を捨てる露骨な采配は言語道断だ。

1番で機能していた今宮の打順を下げたあたりからおかしくなった。この監督は本当にオーダーが作れない。3冠王柳田の前に気まぐれ打者を置く限り、連打で大量得点は無理である。塚田は2軍の帝王であり、1軍では通用しない。粗削りすぎる。全打席HRを狙う8番打者は存在しない。2軍の成績は度外視しても、過去実績のあるベテランを呼ぶべきだ。引き出しの少ない若手は、決戦の場で良い仕事をする確率は低い。

お読みいただけましたら、
↓をクリック し ていただければ嬉しいです。

個人主義は何故決戦を引き起こすか

 過去の大河ドラマで全編中一部しか現存しない、総集編しか存在しないモノは多数ある。

 しかし1969年『天と地と』第50話(1969年12月14日 放送)「川中島の章 その四」ほど、現存しない映像含め多くの背景を想像させる映像は、他に無い。

 『花の生涯』における桜田門外の変の回(「狂乱の章」)も素晴らしく想像力を刺激してくれるが、「川中島の章 その四」は『天と地と』の中でもクライマックス中のクライマックスであり、上杉政虎(謙信)の石坂浩二も武田信玄の高橋幸治も、そしてその他の数多くの演者(例:山口崇、有馬稲子、米倉斉加年、浜畑賢吉、山内明、宇野重吉、等々)の演技も最高潮と言っていいのではないか…という程の、恐ろしい程のテンションの高さである。

 オープニングの冨田勲の薩摩琵琶を挟んだテーマ曲も最高としか言い様が無い。冨田は越後の雪景色をイメージしながらテーマ曲を書いたというが、オープニングの映像はまた独自の解釈で映像を紡いでおり、上杉謙信という武将への思いを熱く伝えてくれる。

 当時28歳位だったハズの石坂浩二の上杉謙信(政虎)の、何と堂々としたコトよ…この頃既に石坂の、いま現在に至るまでの演技のフォーマットが完成されているのも、実に凄いことだと言わねばならない。

車掛の陣

 「かねてから手はずの通り、車掛の陣…」政虎こと石坂浩二のそんな印象的なセリフがこのエピにはある訳だが、歴史上文献には、この車掛が何を意味するのかは、具体的には残されていない。ただし海音寺潮五郎はこれに、「左右に分かれた両隊が、互いに競い合い助け合いながら、襲っては引き、引いてはい、敵の本陣まで押し寄せる戦法」、という解釈を加え、この第4次川中島の合戦の様子を描写して見せる。

川中島決戦を中心としたあらすじ

 妻女山(さいじょざん)に到着した武田軍の奇襲隊は、裏をかかれたことに気がつき、慌てて八幡原を目指す。その途中、謙信から信玄に寝返った忍者・飛加当(米倉斉加年)が背中をザックリ斬られた瀕死の姿で武田軍の前に現れる。両武将を良く知る飛加当は、この戦(いくさ)の決着を見届けるまでは死ねない、と喘ぎながら命を落とす。

 

 辰の上刻(午前八時)…12隊の武田軍のうち9隊が上杉軍の猛攻の前に崩れ去った。この危機に信玄弟・信繁(浜畑賢吉)は、本陣を示す旗を持ち出し、信玄の身代わりを務めようとする。妻女山方面の状況を命懸けで知らせに来た黒川実氏(桐野洋雄)は力尽き戦死、少数の兵しか残してこなかった妻女山の陣では、重臣の長尾政景(山口崇)が深手を負っていた。

 辰の下刻(午前九時)。決戦開始から3時間、未だ勝敗の決着はつかない。政景は深手を負い両目が塞がっている状態だが、武田軍に向かおうとするのを北条高広(和崎和也)に制止される。しかし政景は、通りかかった武田軍の飯富兵部(高橋昌也)に一騎打ちを挑み勝負を断られる。政景は無理に一騎打ちに持ち込もうとするが、逆に刺され絶命する。正室の綾(上月晃)と子の景勝(中村錦之助)を想いながら…。

 越後十七将のひとり、鬼小島弥太郎(中村富十郎)は、信玄(高橋幸治)は身代わりを務める信繁を信玄と思い込み、一騎打ちを挑むも正体はばれ、信繁は自刃、弥太郎の妻・松江(有馬稲子)も信繁を追悼していたところを武田方に背後から槍で刺され死亡する。

 巳の上刻(午前十時)…実弟信繁を失った信玄は、退陣を促されるが、断固としてこれを拒否、形勢逆転の機会を伺う。

 全将兵を上杉軍迎撃の為投入し、本陣には信玄ただひとりが残る。そして、遂に…。

 単独で武田本陣に突撃した政虎は、信玄を見つけ打ちかかるも、その刀は信玄の軍配で防御される。何とか信玄の右肩を斬りつけるも、妻女山に向かった武田の奇襲隊が八幡原の戦場に合流し、政虎は信玄を仕留め損なう。

 6時間足らずの戦闘で、戦死者は両軍合わせて6千人を超えた。信玄は弟・信繁を、政虎は松江を失った。また政虎は、川中島より帰還の途についた翌日、宇佐美定行(宇野重吉)より乃美(樫山文江)の死を知らされ、涙にくれた…。

(ここまで)

 のちの『独眼竜政宗』、『武田信玄』、『風林火山』等、数々の名作のルーツとなった『天と地と』。

 ゆえに、第50話「川中島の章 その四」は必見である。

 

2017.08.20放送 NHKBSプレミアム 18:00~ NHK総合 20:00~ 

第33回 「嫌われ政次の一生」
   

「おんな城主 直虎」BD&DVD完全版第壱集8月18日発売

関連記事
  • No Image

    決戦は都市伝説じゃなかった

    決戦しっとり、うっとり、お嬢様フェイス。夫との話し合いを重ねても上っ面をなぞるだけで何も変化はなかった。こんなにも裏切られているのにまだ、夫の心の変化を待ってい ...

    2017/11/22

    決戦

  • No Image

    本当は傷つきやすい決戦

    わたしと、ずーっと決戦当ブログをご訪問頂き、ありがとうございます。○著書、『最新情報を網羅!雇用関係助成金申請・手続マニュアル』の内容は。○助成金の無料診断は、 ...

    2017/11/21

    決戦

  • No Image

    Googleが選んだ決戦の10個の原則

    マスコミが絶対に書かない決戦の真実サンフランシスコ郊外のアンティークショップで見つけた1945年のライフ(アメリカの有名な雑誌)です。太平洋戦争も終盤に近く、沖 ...

    2017/11/20

    決戦

  • No Image

    20代で知っておくべき決戦のこと

    20分で理解する決戦おう。お疲れ。俺だ。この記事では置き換えダイエットに潜む問題点について説明する。1円にもならないこの記事を俺がわざわざ手間暇かけて書く理由、 ...

    2017/11/16

    決戦

  • No Image

    決戦は未来

    決戦大好きな買っちゃおうかなぁ♪こんばんは。今日も一度東京に戻り、この夏休みの最終目的地、浜名湖へ。明日は夏の恒例行事、浜名湖決戦です。決戦カタログ通販こんにち ...

    2017/11/13

    決戦

  • No Image

    決戦 パソコンと音楽創造する

    決戦口コミや評判たくさんここ数日ほぼ更新できず申し訳ありません帰省先がまともに電波が入らない田舎で・・・(苦笑)よくこの3連戦は勝ち越しました大きくズルズル行っ ...

    2017/11/12

    決戦

  • No Image

    踊る大決戦

    決戦ナゾトキ×映画級世の中はゴールデンウィークですね。我が家も決戦を前にゴールデンウィークを満喫しようとハウステンボスに遊びに行くことにしました。ハウステンボス ...

    2017/11/11

    決戦