決戦の人気の秘密を分析、もう手に入らないレアモノもありますよ
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四年ぶりの十段戦決勝前夜です。
この心地よくちょっと緊張する時間をまた迎える事が出来たことを素直に嬉しく思います。
気持ちは、数年まえに初めて十段を獲得した時のように、挑戦者として、獲得だけを目指す気持ちとなってます。
抜け番を何処にするか?に、いつもより時間をかけてるのが、今回の十段戦にかけている自分を象徴しているように思います。
平坦な道でも険しい道でも対処できるよう、準備したいと思ってます。
今期は、深大寺に一番通ってます。
クマ『ここらで一番お参り行ってる人みたいだね』
隊長『毎日あそこまで散歩してる方、何人も知ってますけど』
(バスの自分が恥ずかしい)
世の中、上には上がいますね。
ちなみに、ドラクエは、この地域で一番下手らしい(涙)(十段終わったら、購入予定です)
リーグ戦ではありませんが、ステーキ食べました。
隊長『来週は?』
クマ『明日の成績で決めます』
隊長『うちの家計が…』
来週もステーキ食べれますように。
決戦 無理のない運転で、貴重なエネルギーを大切に
将棋王位戦第3局は羽生の快勝。
直前に竜王戦で稲葉に勝ったのに、棋王戦でC2の及川に負けたりと、やはり全盛期の安定感は失われつつあるな、という所感を持ってしまった羽生だが、この将棋は手数こそそれなりだが、不安のない運びであった。
逆に菅井は盤面左側の厚みがない状態で決戦に入り、最後までペラペラのまま。飛車は2一と2二の上下運動をするだけで、攻防に全く貢献せず。何をしたかったのかさっぱり分からない。珍しく不出来な将棋であった。
既に飛車の自由度に大差がついていて、歩の数も段違い。3四角も十分以上の機能を果たしており、先手に苦情はない。ちなみにここで羽生は銀を6七に引くのだが、私はかなり意外ではあった。こういうところは銀冠にしておくものだと思うので。
ここから△2二飛(飛車がさらに働かなくなった)▲3五桂△5二金(囲いが弱くなった)▲9四歩△8三銀▲7七歩。後手は損をするばかりである。 ▲7七歩はかなり手堅い手で、なかなかここに指が伸びないところ。
2図以降は羽生の独壇場。2筋をさらに押し込んで、無条件で桂馬まで5三に成り込む。菅井の飛車は相変わらず釘付けで主張する箇所がない。せめて9筋で反撃できればというところであり、菅井は3図で△9五歩。
羽生は▲6六歩と銀を押し返そうとする。銀が幸便に7四に引かれるので損なのではないかと思えるのだが・・・
銀が7四に戻れば玉頭の厚みも些かは改善される。しかし、菅井は△9四香。9筋からの攻撃だけでは先手玉を仕留めることはできない。いずれ△9四香は必要になるとしてもここは堪えたかった。
この一戦で流れが変わったとまではいわないが、羽生の気分はいいはず。私は奪取と読んでいるが、羽生ファンにとっては前途に希望を感じる一戦だっただろう。