いいオンナに必要なのは、お金と、いいオトコと、いい三振だと思う。
思い立ったら、行動せずにはいられないというイケナイ性格
私は普段は超のんびり屋さんなのですが、株式投資については思い立ったら、スパッと決断して行動します。
これが良い結果をもたらす場合もありますし、そうでない場合もあります。
過去を振り返ると、概ねこの性格は良いように作用してきたことの方が多かったのですが、特に今回の行動は不確実が高いと思っています。
もし、私が何も変化がない人間だったら、今でも北陸電力株を保有していたかもしれません。
当初、私が株式投資をやり始めた動機が「銀行預金の金利0.1%よりも電力会社の配当利回り(2~3%)の方が高くして安全だし、こっちの方がいいや」という考えからスタートしました。
ウォーレン・バフェットのことも知りませんでしたし、米国株の存在も知りませんでした。
そこから、徐々にいろいろな情報に触れることで投資方針が微妙に変化してきました。
IBM株を売るという本来、やらなくても良い行動の未来
現在、IBM株の持ち株を半分の1763株まで減らして、代わりにGoogle株(アルファベッド クラスA)を284株、投入しました。
日本円でIBM株とGoogle株、それぞれ約3,000万円ずつ保有している状況です。
本来ベースでは取らなくても良い行動だったかもしれません。
長期投資の世界ではよくそういうことがあります。
何も行動しないで保有し続けていたら、株価がとてつもなく上昇することは普通によくあることです。
ただ、仮に次の決算でIBMの株価が暴騰することになっても、私はまったく後悔はしません。
後悔しないと感じたからこそ、ポジションを修正しました。
なぜIBMのロメッティCEOはバフェットを説得できなかったのか?
2015年に会社を設立してから、IBM株に6,000万円を投入しました。
株価が低迷していたのを良いことに、できるだけ枚数を増やして戦線を拡大することに注力してきました。
この2年半の間に取得価格ベースで6,800万円まで拡大しました。
含み損が約670万円に達していました。
半分、売却したので、約330~340万円の確定損が生じました。
一方、今まで受け取った配当金を調べてみると、結構な金額に達していました。
今のところ、なんとかIBMに投資したことでトータルでは損はしていません。
しかし、得もしていません。
直近のIBMの業績傾向を見る限り、売上高が5年連続で減少していて、そろそろ底打ちそうだという感じがします。
でも、あと1年ぐらいで復活しそうだと言われればそうですし、あと5年ぐらいかかっても特に違和感はないというなんだか不思議な状況に陥っています。
一部、報道によると、IBMのロメッティCEOはバフェットがIBM株を売却したがっているという話を噂で聞いて、直接、バフェットに電話で確認したそうです。
日経新聞2017年5月6日「青ざめるIBM、バフェット氏の株売却に重い意味」より、一部、抜粋します。
バフェット氏はCNBCで、数週間前にロメッティ氏から株保有動向について問い合わせを受けたことも明らかにした。「株を売るという噂を聞きつけ電話をかけてきたようだ」(バフェット氏)。ロメッティ氏がいかにバフェット氏の動向に神経を使っていたかがわかる。
この電話の中身は不明ですが、おそらくロメッティCEOはバフェットがIBM株を手放さない方向に持っていきたかったはずです。
残念ながら、ロメッティCEOはバフェットの懸念を払拭しきれませんでした。
バフェットが引っかかっていたのは「IBMの全体売上高がいつ反転するのか?」のただ1点だけだと思います。
いくら自社株買いで1株あたりの価値を高めても、事業自体が上向かなければ、自社株買いの効果が薄れてしまいます。
時間がかかればかかる程、その時間を使って本来は複利で資産を増やしていけるはずなのに、その時間が機会損失になります。
IBMの業績が反転するタイミングはIBM内部の人にも外部の人にも結局の所、わからないのだと思います。
バフェットは「投資の機会損失」の方を優先して、ポジションの一部解消(3分の1売却)という決断に至ったのでしょう。
バークシャー・ハサウェイへの投資がベストプラクティス!
5月5日、アメブロのコメント欄に「東条さんはバークシャー・ハサウェイ株に投資したらいいのではないですか?」という旨のアドバイスをいただきました。
ありがとうございます。まさにおっしゃる通りだと感じました。
今回のIBMバフェット・ショックのようなことがあっても、悠然としていられます。
全財産をバークシャー・ハサウェイ株に投資するというのがベストプラクティスです。
メルマガでも取り上げてきたように、S&P500に投資するよりもバークシャー・ハサウェイ株に投資する方がリターンが高く安全です。
S&P500への投資の場合、可能性が低いのですが、10年間、投資を継続して、リターンがわずかにマイナスになるということが起こりえます。
しかし、バークシャー・ハサウェイ株の場合、過去50年以上の実績では10年の投資でマイナスになることはありません。
高いディフェンス力と高い利益を同時に期待できます。
バークシャー・ハサウェイへの投資は、インデックス投資の上位互換的な位置づけです。
そのため、個人的にはバークシャー・ハサウェイへの投資を強く推奨したいと思います。
個人投資家が資産を構築できる数少ない選択肢のうちの一つです。
私自身も将来的にこの投資法に切り替える可能性もあります。
バフェットに真似ぶとコピーの違い
私がバークシャー・ハサウェイに投資しない理由は単純に「自分で株式投資をするのが好きだから」です。
株式投資というフィルターを通じて、企業や社会、そしてダイナミックに動く経済を肌で感じたいという思いが強くあります。
もしバフェットの完全にコピーするつもりだったら、もっと以前よりバークシャー・ハサウェイに投資していたと思います。
今から10年前以上、前のことですが、一瞬だけ投資していた時期もありました。
半年ぐらいで手放してしまいました。
どこか自分の中で物足りない、何かがあったのでしょう。
例えば、映画館に入って、幸せに生活する4人家族の映像を2時間まるまる見せられて、「楽しい!面白い!と感じるか?」と言われれば、ほとんどの人はノーと答えるでしょう。
ワクワク感がなかったため、インデックス投資やバークシャーへの投資にはどうも自分の肌には馴染みめませんでした。
学ぶの語源は「真似ぶ」です。
最初は誰でも誰かの真似をしながら、基本をマスターしてだんだんと自分の技術として落とし込む作業を行います。
一見すると、コピーに見えるかもしれませんが、コピーと真似ぶは異なります。
真似ぶというのは動詞であり、日々、動きがあるものです。
コピーは名詞なので、動きがありません。
真似ぶの中にはPDCAサイクルが入っており、少しずつかもしれませんが、日々、変化していきます。
自分の「スタンド」を投資先に派遣するのが株式投資
「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるスタンドは自分の分身のような存在です。
<ご注意> スタンドの概念については当ブログでは既にお馴染みの存在となっていますが、「ジョジョ」のことを知らない人にとっては意味不明な話になることを申し訳なく思います。 |
その分身であるスタンドを投資先に派遣するのが私の中の株式投資のイメージです。
お金というバーチャルな存在は目には見えませんが、ジョジョのスタンドのように自分の意志で自由自在にコントール可能です。
自分が就職できないような大企業でもスタンドを使えば、買い注文を入れた直後に飛ばせます。
私はコンピューターの専門学校を卒業して、システム開発会社に就職しました。
IBMから見たら、ひ孫受けぐらいの立場で働いていました。
しかし、株式投資であれば、自分のスタンドをIBMに派遣することが可能です。
この度、勝手ながらの判断でIBMに派遣しているスタンドパワーの半分をGoogleに派遣することにしました。
同じくGoogleも私の立場であれば絶対に働けないIT企業です。
私にはIBMやGoogleの入社試験を受ける資格がありません。
しかし、私のスタンドだったら、潜り込ませることができます。
私たちの多くは日々、会社に行って誰かの指示に従って働いていると思います。
株式投資におけるスタンドは自分の意志で自由自在に動かせるにもかかわらず、それを完全に放棄するのはそれはそれなりの勇気がいるのです。
せっかく自分の意志で自由自在に動かせるスタンドなのだから、好きなようにやるのが一番、幸せだと私は思っています。
それによって、投資で失敗しても別に良い。
うまくいかないことも含めて株式投資の楽しさがあります。
投資で失敗してスタンドが傷ついた場合、自分もダメージを受けます。
しかし、ジョジョのルールと違うのは、スタンドがやられてしまっても、本体(私達自身)の命は取られないという点です。
学校では誰かの指示に従い、会社でも誰かの指示に従い、株式投資でも誰かの指示に従い・・・あれれ、それだったら自分自身の人生は一体どこに!?
自分の思い通りにやってみて、失敗したらまた軌道修正。
こうすると、起・承・転・結が出来てきて、自分だけのストーリーが形作られていきます。
映画館に入って、退屈することのない、めっちゃ面白い自分だけの作品を楽しめるというわけです。
今回のポートフォリオ修正は未来にどう影響するのか?
IBMに自分のスタンドパワーの全てを投入して、2年半が経過しました。
前述の通り、今のところ、何も結果が得られておりません。
そこで、スタンドパワーを半分に分割して、スタンドをGoogleに派遣することにしました。
野球チームで言えば、IBMにはものすごく優秀なピッチャーが揃っています。
毎試合、ピッチャーが0点に抑えてくれます。
そのことがインカムゲインの高さによく現れていると思います。
しかし、バッターの方が故障している選手が多くて、とにかく打線が繋がりません。
野球では一般的に守備力については好調不調の波が少ないと言われています。
一方、攻撃力(バッティング)の方は好調不調の波が比較的多く、スランプに陥るとなかなか抜け出せない選手が出てきてしまうのです。
とにかく出塁して打線がつながらないと、得点がとれず試合に負けてしまいます。
今、IBMの打線はワトソン君という強力な4番バッターがいるのに、他のバッターが三振の山を築いています。
しかも、今のワトソン君は一応、打順は4番なのですが、ホームランよりもヒットが主体のバッターです。
良い当たりが出たと思っても、二塁打止まり。
結局、どのランナーもホームベースまで帰ってこられないという状況になっています。
その点、Google(アルファベッド)の打線は安定感があります。
毎試合、かなりの確率で得点圏にランナーを配置する力を持っています。
得点をガッツリと稼いでくれる優秀なチームなのです。
今、私が欲しかったのは「とにかくヒットを打って塁に出て、ランナーをホームベースまで帰せる力」です。
しかし、バッティングには波があるので、もしかして今後、Google打線が不調になる可能性もあります。
反対にホームランの連発が始まって、首位争いに食い込めるかもしれません。
今から楽しみ半分、不安半分で待つことにします。
<追伸>ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした
<追伸1> 5月5日、アメブロのコメント欄に多くのお叱りメッセージが届きました。今まで長くブログをしていて、大量のお叱りコメントをいただいたのは初めてです。結果的にご迷惑をお掛けしたことは事実です。方針ブレブレで大変、申し訳ございませんでした。私自身はインデックス投資(そして、その上位互換版であるバークシャー株への投資)が最も経済合理性に適った戦略だと認識しております。 あと、無関係な大量のスパムコメントが殺到して、私の処理が追いつかなくなったので、一時、コメント欄の全面廃止も検討しておりました。(中には「これは警察に相談した方がいいのかな」と感じるものもありました。) その一方で、大変有り難いことに、コメント欄にはとてもためになる情報をお寄せていただいているという現状があります。そのため、5月8日ぐらいまでどうしたものかと悩んでおりました。すると昨日に入って、突如、スパムコメントがパッタリと止まりました。もしかしてごくごく少数の方の行為だったのかもしれません。 いつも読んでくださっているアメンバー並びにアメブロ読者の皆さまには大変、感謝しております。ありがとうございます。IB証券への口座移管を進めるため、今月いっぱいぐらいまではブログの更新頻度はやや落ちると思いますが、もしよろしければ引き続きよろしくお願い致します。 |
<追伸2> さらにこの記事の続きは、本日の7:48にまぐまぐ!より配信しているメルマガの方に書きました。今後のことも含めて、少し詳しく記しましたので、メルマガ読者さんは今朝のメールを確認していただけると嬉しく思います。 |
(※)続きは下記ので読めます。おかげさまでメルマガ発行部数1万4千部突破!
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三振 ドリンク・メッセージ
試運転できるのも明日で最後。夏の地方予選全日程が終了するのは寂しくもある。
明日の試合終了後に、甲子園大会への展望を書きます。
【宮城】決勝戦
●東北×仙台育英〇
・・・日程的には有利な東北。古川原・葛岡(いずれも2年)の左腕コンビで勝ち上がってきた。184cm右腕・中山(2年)もいるだけに、秋からは東北屈指の投手陣を形成できそう。攻撃陣も一発のある、杉沢(2年)、布施、植木など好選手が揃う。
一方、仙台育英は3年生中心の布陣。長谷川・佐川・西巻の個々の投手力は現時点では上。ただ、長谷川は立ち上がりの制球が不安なので、序盤をどう滑り出すかが大きなポイント。佐々木監督の継投判断もキーとなりそう。打線は三振が少なく、気の抜けない繋がる打線なだけに、相手の若さを突いて何とか先制点が欲しい。
仙台育英クラスの強豪校が決勝に臨む場合、体力的な不利よりも、連戦を勝ち上がった勢いがプラスに働く可能性が高い。中盤までにリードを奪えればより高い確率で仙台育英が優勝すると予想。最後は3年生主体の精神力を買う。