40分で理解するグリ

今回は、年1回行われる市の健康診断での話です。
会場は市民ホール。当日、何でこんなにたくさんいるの、というくらい年寄りばっかりたむろしてる
基本の検査だけなら格安なのですが、オプションで用意されている検査をほとんど付けているセレブな私

その中に、超音波検査（エコー）が含まれていた。
妊娠の検査とかでおなじみのお腹の内部をカメラで映し出して異常をチェックする検査だ。
私は毎年この検査は受けている（心配だからネ）

●まずは基本検査。身長、体重、血圧など
次に血液検査、そして苦手のバリウム飲む胃のレントゲン検査をスムーズにクリア
順調、順調
そして超音波検査（エコー）をする順番が来た。
Tシャツをめくってお腹にローションを塗られる

担当してくれたのは、おばちゃん先生
診察台に仰向けに寝てスタート～

先生「はい息、止めて」
「・・・」
カメラでグリグリされる
先生「はい、楽にして下さい」息をしていいという意味
「ぷはぁー」心の声
モニターを見て何か書いてるおばちゃん先生。
最初は調子よく進んでいた…

ところが事件が起こった！

先生「はい息、止めて…ん？？？」
おばちゃん先生はモニターを凝視して動かない

息止めたまま次の指示なし、死ぬわ
「先生、そろそろ呼吸していいですか？」
実際はもうしてますが

先生「あ、ゴメン楽にしてて」

カメラぐりぐりが広範囲になりました…

先生「うーん、おかしいなぁ…」
ふ、ふ、不安がよぎります

先生「悪いけど、いったん体を起こしてくれる」
今だかつてこれは言われた事がない
ふ、ふ、不安がよぎります

座った状態で横っ腹をカメラぐりぐり
先生「うーん…」
ふ、ふ、不安がよぎります

何度も姿勢の変更を言われる
毎年やってる検査でいつも7～8分で終わるのに、今回は15分掛かってもまだ終わらない

俺も男だ。思い切って聞いた

「な、何か問題でもあるんですかネ？」
先生「いや、ちょっと…」

ナニ！　ちょっと…の後が聞きたい、いや、やっぱり聞きたくない

そうこうしてるうちにやっと終わった。

意を決して再度聞く

「先生、私、ガンの告知受け入れ派なので、正直に状況言って下さい」

先生「あはは、ガンって大袈裟ですねぇ」
「えっガンじゃないんですか？」

先生「いや、すい臓が見えにくくて苦労しました」

「それはどーゆー事ですか？」
先生「お腹の脂肪が邪魔で」

「じゃ何とも無い？」
先生「はい、異常は見つかりませんでした、ただしメタボですけど」
ややこしい言動すんなよ、おばちゃん先生

後日、検査結果が届きました。

健康でしたぁ
【今日のネコ諺】
羹に懲りて膾を吹く…日本人アパートの裏庭に猫のウンコ発見！Oさんに「踏んだらだめだよ」と警告。「分ってるわよ」と答えて掃除を始めた。帰る時見るとウンコの真ん中が凹んでいた