だん!だん!三振
こんにちは、行徳の訪問リハビリ マッサージ師 田口です。
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最近は様々な競技で、選手のパフォーマンスを数値化しています。
野球では、投手が1試合に何個四球を与えるか三振を奪うか、打者がどのくらい長打を打つのかなど、とても細かく出ています。
平均値からどれだけ良いか悪いかで、どういう選手なのかがだいたいわかるというものです。
イメージ通りだったり意外な数値が出たり、なかなかおもしろいものですね。
先日Mさん(50代男性)とリハビリ中に話をしていると、血圧の話題になりました。
脳出血を患った人なので、血圧には敏感なのですね。
そこでMさんから、「こないだ平均血圧というものを知ったのですが、これは何ですか?」と聞かれました。
一般的に血圧は、”上”と”下”で表されます。
血圧は上が130未満、下が85未満が正常値とされています。
そして上が140以上、または下が90以上が『高血圧』と定義されています(どちらかが超えていれば高血圧となります)。
近年はここに、『平均血圧』が指標として加えられています。
文字通り、平均して血管にかかる圧力を言います。
平均血圧の値からわかることは、末梢の細い血管に動脈硬化が進んでいるか否かということです。
動脈硬化とは、血管の壁にコレステロールや中性脂肪などが溜まって硬く・厚くなり、その断面積が狭くなってしまうことです。
断面積が狭くなることで、血流に対する抵抗が高まります。
水の出るホースを強く押さえると、勢いよく水が出ますよね。
抵抗が高まるとは、こうした状態のことです。
この状態があまり良くないことは、何となく感覚でわかると思います。
平均血圧は、以下の数式で算出されます。
平均血圧=(上の血圧-下の血圧)÷3+下の血圧
この数値が90未満であれば、正常とされています。
ご自身の数値が90以上となった人は、末梢の細い血管に動脈硬化が起こっている可能性があるので注意が必要です。
これを具体的な数字でみてみましょう。
例えば、上の血圧が145、下が80という人がいるとします。
高血圧の定義からすると、上が少し高く、下は正常の範囲内です。
この数値を式に当てはめて計算するとこうなります。
(145-80)÷3+80=約101.6
平均血圧の正常値とされる90を上回っています。
つまり、末梢の血管に動脈硬化が生じつつあると考えられます。
動脈硬化は脳卒中を発症するリスクとなるため、生活習慣などの注意が必要ですね。
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動脈硬化の厄介な所は、血管断面積の90%が塞がれるまで、ほとんど自覚症状がないことです。
つまり、気付いた時には手遅れなのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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